世界改変計画

自分のことは絶対に分からない!あなたの意思の決定方法の正体とは?

なたが何か思ったとき、どうしてそう思いましたか?

例えば、

・レストランに食事をして、メニューから食べ物を選んだとき

・人に話しかけようとしたら、何となく相手の機嫌が悪そうだと思ったとき

・何気なく聞いた音楽が自分の好みに合っていると思ったとき

こんな場面で、どうしてそう思ったのか?と聞かれても、何となくそう思ったからとしか答えられないことって結構あると思います。
あなたの考えていることって、あなた自身でもよくわからない部分がありますよね。

なぜ自分のことなのに自分でもわからないのでしょうか?
その理由は、あなたは知らず知らずのうちに2つのシステムで動いているからなのです。

今回はあなたの意思決定のプロセスがよく分かる本、「ファスト&スローあなたの意思はどのように決まるか?」ダニエル・カーネマン 著の内容をお話します。

今までよくわからなかったあなたの行動の理由、ちょっぴり分かるようになりますよ。

本の要約:あなたは早いシステムと遅いシステムで動いている!

情報を処理する2つの思考システム

「システム1」は自動的に高速で働き、印象や感覚を生み出します。
自動で動いているので、コントロールしているという感覚は全くありません。

「システム2」は、難しいことを考えるときに使われます。
システム2は、一連の流れを理解して順序立てて考えを練り上げるのが得意です。

自動的に行われるシステム1の例

・突然聞こえた音の方向を感知する

・声を聞いて敵意を感じ取る

・人がいない道路で車を運転する

・簡単な文章を理解する

注意力が必要なシステム2の例

・レースでスタートの合図に備える

・歩く速度をいつもよりも速いスピードに保つ

・自分の電話番号を誰かに伝える

・人が大勢いる中で、特定の人物の声に耳をすます

集中力のことがよくわかる実験の動画

本書では集中力のことがよく分かる動画が紹介されています。
この動画は、白シャツチームと黒シャツチームがバスケットボールをパスしあう動画です。

黒チームは無視していいので、白チームのパスの回数を数えてください。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーー続きは動画を見た後にーーーーーーーーーーーーーーー

この動画を見た人の半数は何も異常に気づきませんでした。
黒チームは無視していいと言われたので、白以外目に入らなくなってしまった、というわけですね。

 

この実験からわかることは2つあります。

1つ目は、あなたは明らかなものにさえ気づかないことがある。

2つ目は、あなたはそのような自分の傾向に気づいていない。

アンカリング効果:ガンジーが死んだ年齢はいくつ?

ガンジーがなくなった年齢に関する2つの質問があります。

「ガンジーが亡くなったのは14歳以上だったと思う?じゃあ何歳だと思う?」

「ガンジーが亡くなったのは35歳以上だったと思う?じゃあ何歳だと思う?」

「14歳以上」のほうが「35歳以上」よりも、あなたははるかに高い年齢を答えるでしょう。
気づかない内に最初の質問によって、後の質問の答えが誘導されるのです。

これは心理学では「アンカリング効果」と呼ばれています。

リンダ問題:「もっともらしさ」による勘違い

リンダに関する次の文章を読んでください。

リンダは31歳の独身女性。外交的で大変頭がいい。専攻は哲学だった。

学生時代には差別や社会主義の問題に強い関心を持っていた。

また、反核運動に参加したこともある。

「リンダは銀行員か、それとも女性の権利の拡張を訴えるフェミニスト運動に熱心な銀行員か、どちらだと思いますか?」
この問題を感覚的に解こうとすると、何となく銀行員よりもフェミニスト銀行員の方がありえそうな気がしてきます。
だけど実際はフェミニスト銀行員は全員が銀行員なので、フェミニスト銀行員である確率は、銀行員である確率を必ず下回るのです。

このようにこの本ではいくつも実際の実験や問題を交えながら、人間の直感的な思考と時間をかけた思考の違いを説明します。
システム1とシステム2という、全く性質の違った2つのシステムが複雑に絡み合っているため、あなたの頭の中は想像以上に分からないことが多いのです。

本を読んだ私の感想

車を運転するとき、たまに気づいたら自宅に着いてたけど途中の記憶が全く無いってことが何回かありました。
記憶障害でもあるんじゃないかとちょっと心配になっていました。

だけど、無意識的に処理しているシステム1ががんばってたってことがよく分かりました。
でも無意識で処理し過ぎると油断しすぎて事故りそうだし、気を引き締めていこう!

あと、うまくやるべき問題も無意識で処理できれば、余計な集中力を使わずに済みそうかな?
毎日やっているとそのうち習慣づいて意識しなくてもできるようになる、っていうのはシステム2からシステム1に切り替わったってことなのでしょう。
やるべきことは毎日やって習慣づけていきたいと思いました。

まとめ:感覚的な判断と論理的な思考をうまく使い分けていこう!

今回は「ファスト&スローあなたの意思はどのように決まるか?」の話をしました。
この本を読めば、あなたの頭は素早く無意識的な処理とゆっくりと複雑で集中力のいる処理があるということが分かります。

感覚的な判断に任せたほうがいいことは感覚的な判断に任せて、ゆっくりと時間をかけてやったほうがいいことは論理的な思考に任せて、最大の成果を目指していきましょう!