世界改変計画

チームの目標を達成!優れた組織が使うWIG(最重要目標)とは?

最近仕事が忙しい……。

上から降ってくる業務で押しつぶされそうだ。
本当はもっと大切なことがあるのに……。

普段仕事をしていると、次から次へとやることばかりです。
そんな中、会社の上司は組織として取り組むべき目標を掲げてきます。

しかし!
組織の目標は絶対に達成されることはないでしょう。

なぜならどんなときも常に緊急事項が勝つからです。

私たち会社員は誰もが普段から忙しく働いています。
たとえ新たな戦略が生まれても、ルーチンワークから解放されるわけではないのです。

ものすごく忙しいのに「会社の売上を上げるためにああしろ!こうしろ!」と言われても、どうしようもないですよね。

だけどこれからの社会は大きく変化します。
チームの目標を達成できない会社に未来はありません。

どうすれば私たちは戦略を実行できる組織になれるのでしょうか?

そこで今回は戦略を動かすチームの作り方がわかる本、「実行の4つの規律」を紹介します。

この本では最大限の結果を生み出すための「4つのルール」が書かれています。
このルールを活用すれば、組織でも個人でも最も重要な目標が達成できるようになります。

やることに埋もれていると、今自分が何をしているのかもわからなくなっちゃいますよね。
1番重要な目標を達成するためにも、やりかたを見直してはどうでしょうか?

ルール1:組織の目的を共有し、ビジョンのために最重要目標に集中!

一時期「マルチタスク」が流行ったことがありました。
確かに、複数のことを同時にこなすスキルはとても魅力的ですよね。

しかし、人間は1度に1つのことにしか集中できない生き物です。
あなたにも同時に複数のことをやろうとした結果、どれも中途半端になった経験はあるかと思います。

成果を出すためには目標を絞る必要があるのです。
これは個人の場合も、組織の場合も一緒です。

最重要目標(WIG:Wildly Important Goal)を1つもしくは2つ決めましょう!
そして一度に1個か2個のWIGだけに最大限の努力を傾けましょう!

最重要目標(WIG)とは?チームの目標の例

最重要目標を決めるとき、普通は「何がもっとも重要か?」を考えてしまいます。
しかし、最初に問うべき質問は、
「他の業務が現在の水準を維持するとして、変われば最大のインパクトが出ることは何?」です。

目標を考えるときは自分の思考に制限をかけてはいけません。
1番インパクトを生み出すアイディアは意外な場所に隠れているものです。
今まで長い間ずっと隠れていたからこそ、1番インパクトがあります。

設定するWIGは「いつまでにXからYにする」という形式の文章にしましょう。
期限を意識しつつも、はっきりと現在の地点と行きたい地点がわかるようになります。

普段立てる目標は、ついついあいまいな表現にしてしまいがちです。(あいまいなほうが楽なので)
しかし、自分は今どの地点にいるのかを理解しておかないと、目標に到達することは決してないでしょう。

例えばジャングルを探検するとしたら、自分がいまどの場所にいてどこに行こうとしているか決めますよね。
もし目印を何もつけずに進むと、一瞬で迷ってしまいます。

最重要目標を立てるときも同じです。
「12月31日までに、顧客満足度スコアを80から100にする」
「年度末までに、在庫回転率を8から10に上昇する」
という形で「いつまでにXからYにする」とわかりやすくはっきりと言い切りましょう!

ルール2:今やるべき指標をじっくり見て行動しよう!

最重要目標を決めた後、「やることリスト」を並べ、詳細な計画を立てようとしていませんか?
その計画、よーく見直してみましょう。無意味に詳しすぎませんか?

私たちの身の回りの環境はつねに変わり続けています。
本当に最重要目標を達成したければ、毎日または毎週測定する指標を定めましょう
そしてその指標を進めるためのもっとも重要な活動を決めてください

もしあなたがダイエットするなら、何を見てどう行動すればいいの?

あなたは猛烈に体重を減らしたい気持ちになったとします。
その時、あなたはどのような目標を立て、どのように行動しますか?

まず「半年以内に体重をXkgからYkgにする」という最重要目標を設定しましょう。
次に、毎日または毎週測定する指標を決めましょう。

ここで「今週中にZkgまでにする」という指標を立てて満足してはいけません。
「体重」という指標は結果的な数値でしかないのです。

あなたは体重自体に直接影響をおよぼすことはできません。
「体重が減った」という事象はあくまでも、何らかの行動をとった結果でしかないのです。

毎日測定すべき本当の指標は「1日に歩く距離」や「1日に摂ったカロリー」といったものです。
歩く距離や摂取カロリーであれば、毎日直接的に数値へ影響をあたえることができます。

直接影響をあたえることができる指標に集中しよう

これは組織の場合も同じ。

WIGを「生産量を今年中に1億kgから1億2000万kgに増やす」と設定したとします。
このとき次に設定すべき指標は「月間の生産量」ではありません。
「機械の稼働時間」や「メンテナンスの遵守率」といった数値なのです。

このように最重要目標を定めた後は、
個人が直接的に影響をおよぼすことができて、最終的に目標に結びつくことがはっきりとイメージできる数値を指標にしましょう。

ルール3:行動を促すスコアボードをつけよう!

指標をつくったあとはスコアボードを作りましょう!
スコアボードには簡単なグラフを表示し、現在地点と目指すべき地点がわかるようにしましょう。

例えばあなたは野球の試合を見ていたとします。
しかしその試合はとても奇妙なことに、現在の得点がわかるスコアボードがどこにもありません。
もし今何点でどのチームが勝ってるかがわからなかったら、いまいち盛り上がりませんよね。

目標を達成するときも野球の試合と同じです。
スコアボードで自分の目標は何か、どの地点にいるのか、すぐに分かるようにしましょう。
あなたはスコアボードをみるたび、やる気がふつふつと湧き上がってくるのを感じるでしょう!

■すぐれたスコアボードをつくるための問いかけ
1. シンプルか?
2. 見てすぐ現在の地点と行きたい地点の進捗状態を理解できるか?
3. 今やるべき指標と最終的なWIGの両方が示されているか?
4. ひと目で勝っているか負けているかがわかるか?

ルール4:リズムよく他の人に報告しよう!

指標とスコアボードを作って、あとは黙々と実行していればOK?
それは違います!!!

残念ながら私たちは、緊急度の高いやるべきことに埋もれています。
普段の業務をこなしつつ、重要な目標のために行動しつづけるのはものすごくツラいんです。

「あぁ〜疲れた。今週はWIGのために何もできなかったけど、まぁいっか」
なんて甘い気持ちになったら、あっという間にそこで終わり!
ますます緊急度の高い作業に埋もれてしまい、WIGのことなんて二度と思い出さないでしょう。

WIGを守るためには、1週間に一度「WIGセッション(報告会)」を開きましょう。
チームではなく個人でやっている人も、身近な誰かを巻き込んで報告しましょう。

WIGセッションを習慣付けるために、リズムよく定期的に開いていきましょう。
最初はセッションを開くことは面倒かもしれません。
しかし、慣れてくるとセッションでやる気が湧き上がり、次の1週間もがんばろう!と思えるようになりますよ。

■WIGセッションで伝えること
1. 報告:先週約束(コミットメント)したことと、その結果
2. スコアボードの確認:うまくいったこと、うまくいかなかったことから学んだこと
3. 計画:問題の解決策を言い、新たに今週やることを約束(コミットメント)する

以上の4つのルールが、この本に書かれている「4つの規律」です。

この本を読んだ私の感想

もともとは「組織の目標を達成するために良い方法は何かないかな」と思い、読み始めました。
しかし、この本に書いてあることは個人レベルでも実践していけると思います。

1. これからの人生をイメージして、1番インパクトが生まれる最重要目標は何か?
2. その目標を達成するために、日々自分がやっていけることは何か?
3. そしてスコアボードを作り、周りの人に報告する。

仕事が忙しくて周りが見えなくなり、目標を忘れてしまいそうな毎日。
定期的にこの本を読んで、目標のために行動を続けていこうと思います。

まとめ:ビジョンを語るだけじゃない!動き続けて結果を出そう!

今回は「実行の4つの規律」の内容を紹介しました。

この本の考えがあれば、忙しい毎日でも重要な目標に目を向け、行動を起こせるようになります。
そして行動を続けていれば、いつかは重要な目標が達成できる日がやってくるでしょう。

今回紹介した範囲は本の前半部分です。
後半部分はより具体的な例を交えてわかりやすく、少人数のチームと大人数の組織で4つの規律を使う方法が書いてあります。

「毎日忙しい……。だけどもっと大切なことに時間を使って、夢を叶えたい」
そんなあなたは一度この本を読んで、夢への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?