世界改変計画

「悲しいから泣く」ではなく「泣くから悲しい」 感情と反応の不思議

私たちはすごく悲しい気持ちになると、つい泣いてしまうことがあります。
普段の経験から私たちは「悲しいから泣く」のだと思っています。

しかしながら今から100年以上も前に、アメリカの心理学者ジェームズとデンマークの心理学者ランゲは、
「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という私たちのイメージとは逆の理論を唱えました。

この理論は「ジェームズ=ランゲ説」と呼ばれています。

実際は「悲しい」が先なのでしょうか?それとも「泣く」が先なのでしょうか?
今回はそんな感情と反応の不思議な関係性について紹介していこうと思います。
そしてこの関係性を逆に利用すると、自分の気持ちを自由にコントロールすることもできるのです!

「泣いちゃうから悲しいの!」ジェームズ=ランゲ説

アメリカの心理学者ジェームズとデンマークの心理学者ランゲは、

1. アルコールを飲む

2. 酔いが回ってフラフラになる

3. 気分が変わる

という風に 刺激→身体的反応→感情 の順に発生していることを突き止め、

これを「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という言葉で表現しました。

……私たちの普段の感覚から言って、すごく受け入れがたい言葉ですよね。
実際にこの理論に反対している人は多く、「感情はどのようにして生まれるのか」という議論は広がっていくのでした。

「ドキドキしちゃってる、これって恋なのかも!?」吊り橋効果

「刺激→身体的反応→感情」の順に起きているといえる話として、有名なものには「吊り橋効果」があります。

吊り橋効果とは「揺れる吊り橋を渡った時のドキドキを、一緒に渡った人へのドキドキと勘違いして、恋愛感情だと思ってしまう」効果のことです。

この効果では「刺激(揺れる吊り橋)→身体的反応(ドキドキ)→感情(好きになる)」の順に起きていますね。
この効果が本当なら「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」もあながち嘘ではないかもしれません。

だれか吊り橋効果が本当かどうか、確かめてきてください(他力本願)

感情と反応の関係を利用して自分の気持ちをコントロールしてみよう!!

「泣くから悲しい」のように身体的反応→感情であるなら、逆に身体的反応を意識的に選ぶことで自分の気持ちをコントロールすることは可能です!

「ため息をつくと幸せが逃げる」と人から言われたことはありませんか?
これも身体的反応(ため息)→感情(憂うつ)ということでしょう。
逆にため息をつくのを止めれば、幸せになれるかもしれません。

また本のタイトルは忘れてしまいましたが、以前読んだ本の中には「笑顔でスキップしている間は、悲しいことは考えられない」という話が載っていました。

実際に試してみるときは誰かに見られるとやばい人だと思われるので、笑顔でスキップは誰もいないところでやりましょう。

このように最初は「泣くから悲しい」は嘘みたいな話でしたが、案外間違いでもない気がしてきたと思います。
今度悲しい気持ちになりそうになった時は、あえて笑ってみましょう。
悲しい気持ちなんてどこかへ吹き飛んでいって、だんだん楽しくなってくるかもしれません。

……ただし人から怒られている最中に「フハハハハハ!!」と笑い出したら大変なことになるので、この方法を試す時と場所はよく考えてね。